2014/01/12

Spec紹介[Warlock編]

各ClassにはDPSやHealといった基本的なタスク以外に様々なお役立ちSpellがあります。代表的なのは8種類のRaid Buffや各種CC(Crowd Control)がありますが、他にもMageのPortalやDruidのStampeding Roar(Raidメンバーの足を一時的に60%速くする)、RogueのShroud of Concealment(RaidメンバーをStealthさせる)、Death KnightのPath of Frost(Raidメンバーを水上歩行できるようにする)、WarriorのSkull Banner(RaidメンバーのCritical率を一時的に上昇させる) etc..
えっ、Hunterには何もないって?いやだなぁ、皆大好きAspect of the Pack(Raidメンバーの足を30%速くするけどちょっとだけデメリットもあるスーパーAbility)があるじゃない!^^

Spec紹介第5回はそんなお役立ちSpell満載の技のデパート、Warlock編です。


Mists of Pandariaも終盤が見えて来て次の拡張パッケージ(Warlords of Draenor)がすでに発表されていますが、MoPを振り返ってみると改めてWarlockにとって最高の時代だったなと感じます。
3つのSpecはどれも今までと大きく姿を変えており新鮮でキャラ立ちしていましたし、実際にClass性能もPvE/PvPで常にベストの一つでした。
これからLockを始める人にとってはLockの栄光時代がいつまで続くのか気になる部分でもあるかもしれませんが、単純にClassのユーティリティ性という意味でもHealthstoneをRaid全員に配れるCreate SoulwellDemonic GatewayRitual of Summoning等、便利屋Mageを凌ぐほどなので今後もLockのニーズはあり続けるのではないかと思います。


■Affliction
Lockは3つあるSpec全てでmanaを用いますが、それぞれ固有のResourceも持っています。Aff LockはSoul ShardというResourceを用いてDPSをするSpecです。
Soul Shardは上限4つまで蓄積でき、Drain Soulを使うと2秒ごとに1つ、あるいはCorruptionのtickで貯まることもあります。このSoul Shardの使い道はHauntSoulburnの2つのSpellのみです。

Hauntは8秒間のDoTであると同時に、それがついている間は他のDoTの威力を高める効果があります。Aff LockはDoTerでUnstable AfflictionCorruptionAgonyの3つのDoTがダメージの鍵を握っているためDoTの威力を高めるHauntは常についている状態にしたいところですが…
このSoul Shard、Affをやってみると分かりますが全然貯まりません。CorruptionでSoul Shardができることがあるはずなんですが、なんだこれ壊れてんのかというくらい稀なので全然期待できず、HauntはBurst時に合わせて使うのが関の山でした。何かやり方が違うのかもしれませんw 3つのSpecでDPSをしてみましたが、Affだけ他の2つより明らかにDPSが出ませんでした(Affが弱いってことはないはずなんですが><)。

Soulburnは色んなSpellを1発分だけ強化するAbilityで、PvEでは基本的に戦闘開始時にSoul Swapと組み合わせるか、AoEでSeed of Corruptionと組み合わせる以外では使わないでしょう。Soulburnを使った後にSoul Swapを使うと、対象に一瞬でUnstable AfflictionCorruptionAgonyをかけることができます。ちなみにその後は3つのDoTを維持するにはそれぞれのSpellをちゃんと使用して残り時間をリフレッシュし続ける必要があります。幸いLockにはPandemicという便利なPassive Abilityがあり、残り時間がただ更新されるのではなく上手に使えば残り時間が"追加される"形になるので、DoTが切れるギリギリに更新するのではなく、余裕を持って更新できます。

同じDoTerなのでSpriと似通っているところもありますが、やってみるとだいぶ違う印象でSpriより更にDoT特化という感じです。LockがPet Classということを抜きにしてもSpriの方が操作は簡単でしょう。



■Demonology
使役する悪魔を強化するSpecで、自身もDemonic FuryというResourceを費やしてダ○テさんみたいに悪魔形態になって戦うことができます。
MetamorphosisというSpellで、悪魔形態の間は普段の124%のDamageが出せ、DoomChaos Wave等の悪魔形態専用技もあります。
悪魔形態は分かりやすいBurst AbilityなのでHeroism/Time Warp時などDPSを最大限発揮できるタイミングにMetamorphosisを合わせたいところですが、開幕Heroismの戦術だったりすると最初はDemonic Furyがないので変身できず、攻撃速度が上がっているとその分変身が解けるのも早かったりして思ったほどBurstがかけられないのが悩ましいところでした。


Demo LockにはFelguardという専用のDemon(Pet)がいます。
このPetがLv45で覚えるFelstormはAoE AbilityでLock自身のHand of Gul'danHellfireと一緒に使うと瞬間的にとても高いAoEダメージが出ます。ただしHellfireFelstormはPBAoE(Point Blank Area of Effect)と言って自分を中心とした範囲攻撃のため、mobの群れの中に移動して使わなければならず、mobが突然Aggroした際に大ダメージを負うリスクがあるのでTankが十分にThreatを稼いでいるかちゃんと確認してから使うといいでしょう。FelstormでTankのThreatを上回ってしまいFelguardが死んでしまうケースはレベリング中に何度か遭遇することになると思いますが、Raidでそんなことにならないように気をつけましょう。

またこのDemo LockはGlyph of Demon HuntingというGlyphをはめることで非常に特殊なプレイができるようになります。このGlyphを使うとDark ApotheosisというSpellが使えるようになり、これはLock自身を半悪魔に変化させ、Tankのような専用Spellが付与されます。
MoPリリース前の情報でこの奇天烈なGlyphの存在が明らかにされ、「LockがTankできるようになった!?」と地味に騒がれましたが、実際にはこのGlyphを使ったところでRaid Tankはできないのでご注意ください。
Armor値が大幅に上昇し、Threatを稼ぐSpellやDefensive Spellがありますが、あくまでPvEでの使いどころはTankが死んでしまった際に誰かがBrez(戦闘中に使用できる蘇生Spell全般のこと)するまでの時間稼ぎ(それでも非常にリスキーですが)やクエストなどで強力なEliteと戦うときのTank役です。
そしてそういったシチュエーションがあったとして、咄嗟にDark Apotheosisを使用してOff TankするにはRotationが複雑すぎるという問題があります。
Dark Apotheosisが本当に輝くのはPvP、特にBGでFC(Flag Carrier=旗運び役)をする時でしょう。この半悪魔モードに対応できているプレイヤーはあまりおらず、PvPではこのAbilityで活躍する機会がたびたびあると思うので、PvPに慣れてる人ならPvEでTankが落ちたときも咄嗟にOff-Tankができるかもしれませんね。


■Destruction
Fire / ShadowダメージのDD中心にDPSをするSpecです。
Dest LockはBurning EmbersというResourceを使ってChaos BoltShadowburnの大技Spellに繋げていくのですが、特にChaos BoltはPvPで食らったことがある人なら印象に強く残っているSpellだと思います。詠唱が3秒とやたら長いですが、一発の威力が非常に強いのでくらうとびっくりするくらいHealthが削られます。

使い勝手としては唯一のDoT、Immolateを維持する以外はIncinarateConflagrateをひたすら撃ちまくるスタイルのため、「攻撃してる」感が得やすい気持ちいいSpecだと思います。DPSもLockの中で1番出るようで、LFRに潜った時に25人中6人がLockで全員Destructionだったことがあります( ̄へ ̄|||) ウーム

Chaos Boltはその長い詠唱が弱点でダメージが大きくてもあまり得した気分にならないかもしれませんが、対象が2体以上いる時に1匹にHavocをかけてもう1匹にChaos Boltを使うと非常に高いDPSが出せます。PvPでは長い詠唱はかなり致命的な欠点になっており、相手に対応する時間を与えがちなので使いどころにはご注意ください。特にWarriorのSpell Reflection(マホカンタ/リフレク的なSpell)はヤバい!
Shadowburnは対象のHealthが20%以下になったら使えるSpellなので文字通りBurn Phaseで使用することになります。こちらはInstant Castなので使いやすいと思います。

4 件のコメント:

Muret さんのコメント...

こんにちは。
Affliction warlockでDPSでないなーと思っていろいろ探しているところに、ちょうどこの記事見つけて参考にさせてもらいました。
DPSの動画などもみてみたところ、Soul swapで複数ターゲットにDoTを回すことでDPS稼ぐことで、Destとかに近くなるみたいですね。
ただ、Single targetでもDestよりDPS出している人もいて、そこはちょっと謎でした。何かコツなどご存知でしたら、また記事にまとめてもらえると嬉しいです。

Gokigen さんのコメント...

はじめまして。
Lockの記事を探してこれを見つけてくれたんですね、ありがとうございます!
本職の人に教えられるようなコツは…残念ながら今のところないですね><
Aff LockもSpriみたいにDoTを複数がけするとDPSが伸びるんですね。
ギルメンにAff Lockを持っている人がいますが、PvPでしか使っていないのであまり良くわからないとのことでしたw
ただ、DoTはかけたときのSpell Powerが適用されるみたいなのでTrinketがProcした時など瞬間的にSpell Powerがアップする時に更新するのが大事とのことでした。

mizutani さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
Muret さんのコメント...

さっそくお返事ありがとうございます。
たしかに仰るとおり、Destroの時でもTrinket Proc中にChaos Boltを叩き込むか否かでかなりDPSの伸びが違いますね。Destroの時はburning emberの制限や移動せざるを得ない状況でChaos Bolt撃てないこともままありますが、DoT更新はあまりSoul shardに左右されないので、確実にDoT更新をかけるのがDestro以上にキモのようですね。ぜひ、試してみたいと思います!